催行日:8月7日
8月 施食会・お水取り
8月7日龍澤寺施食会には「お水取り」の行事が行われる。
お水取り一行は午前7時出発。
乗用車・消防車にそれぞれ分乗して、御開山へ向かう。
龍天寺開山徳翁正呈禅師之墓と記した標柱が立ててある、墓前前に到着。
墓前で施食供養の読経回向し、楽念仏二庭をお供えする。
地元の老人や子ども達は前日に御開山塔の墓地を清掃して、
年に一度この山を訪れるお水取りの一行の来るのを心待ちしている。
年に一度この山を訪れるお水取りの一行の来るのを心待ちしている。
渕の中央には水力で打ち磨かれた岩が残り、岩頭から水面までは際に3つの滝壺があり、一行は成王瀬の滝へ向かって出発、盆地から嶺線を越えて下って行くこと二十分、岩肌を見せて聳え立つ断崖の下に成王瀬と呼ぶ滝の高さ15m余り、渕の中央には水力で打ち磨かれた岩が残り、岩頭から水面までは際に3つの滝壺があり、出水の時は滝水が岩を噛み裂けて砕けて散る壮観は龍神には最適の渕である。
滝の上には龍神を祀るお堂がある。
地元の人々が道刈りをし、お堂の内側を清掃し、堂内には真新しい「さかき」を立てて、お水取り一行の来るのを待っている。
龍神に好物の「おこわ」を供え御神酒を供え、五如来の五色旗・陀羅尼旗を堂内に張り、施食会供養の読経をし、楽念仏二庭をお供えする。
終わって消防団員と念仏宗は渕へ降り、お水取りの若い団員が裸体になって桶を各自が持ち渕の水際で待っている。
住持は、お供物を五色旗、陀羅尼旗に包んでお堂裏滝口の岩上に立ち呪文を唱えながら渕へ向かって投げ落とす、最後に「血脈」(戒を授けた証)を投げる、血脈はヒラヒラと渕へ落ち渕の中へと吸い込まれる。
血脈が落ちると裸の男が一斉に渕へ入り、渕を泳いで渡り滝の岩に這い上がる。
中に入るとある、三番滝と二番滝をくぐり奥の一番滝へ着いてお水を取る。
(一段高く上がった小さな滝壺に座して滝の水を桶に受ける)
(一段高く上がった小さな滝壺に座して滝の水を桶に受ける)
終わって一行はお堂前の庭で「おこわ」を食べ「御神酒」をいただき龍神様の不思議話やお水取りの様子などを語り合う。
龍澤寺へ帰着しお水取りの行事を終わる。